SOFT SKILLSを読んだ

私はソフトウェア開発者じゃないのですが、”SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル”を読みました。

動機

私は昨年の就職活動中にソフトウェアとハードウェア、まさに毛色の異なる企業でのインターンを幸いにも経験することができました。そして日本の長らくの経済成長を支えたものづくり企業と新興のIT企業では風土や文化、働き方など様々な点での違いがあることを肌で感じました。もちろん働き方に正解などなく、どちらの文化にも良くも悪くも違いがある訳なのですが、私にとって一番印象に残ったのは技術者の方のキャリアに対する向き合い方の違いでした。ソフトウェア開発者の方々の仕事や技術との向き合い方、効率的なタスクのこなし方、まさに「ソフトスキル」の部分に非常に感銘を受けました。

これは会社の歴史の違いという理由だけではなく、ハードウェア業界のクローズドな構造(特許、パテント)とソフトウェア業界のオープンな性質(オープンソース)による技術者の流動性なんかにもよるところである訳なのですが、貪欲に技術を身につけようとしていく姿勢といったところはどちらの業界でも重要な要素であるので、ソフトウェア開発者のソフトスキルというのを自分も身につけていきたいと思った訳であります。

⚠︎個人的見解かつサンプル数も非常に少ない話ですので、その点はご了承ください。

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そんな私の需要に見事にマッチしたタイトルを本屋で見つけ、まつもとゆきひろさんが解説をしていたということもあり購入に至りました。

どんな本なのか

30代でアーリーリタイアを成し遂げたソフトウェア開発者のJohn Sonmez氏が書いた本で、ウェブサイトやYouTubeでも精力的に活動しており、俳優も経験しているみたいです。要するに色々やっているのだ。

Website: Simple Programmer

https://simpleprogrammer.com/

YouTube Channels

Simple Programmer(エンジニア的テーマ)

https://www.youtube.com/channel/UCRxWW_Ncs308nW4An23Yeig

BULLDOG MINDSET(キャリアやお金について)

https://www.youtube.com/user/jsonmez

どんな本なのかというと、ソフトウェア開発者として人生を歩んでいくために必要なことを網羅した本である。ただし、コードの書き方や新技術について触れる本ではないです。

私がこの本を書いたのは以上で示したような「より良い開発者になる方法をまとめて教えてくれる本」を作りたかったからである。

The software developer’s life manual By John Sonmez: 「はじめに」より引用

技術者として学習能力や生産性を引き上げる方法から、不動産投資のやり方や体重の減らし方まで「ほんとに関係あるのか?」と疑いたくなるほどの幅を持った本である。でも読んでいくとほんとに関係あるのである。

本にある全てを実践しなくても良い

本作は全部で71章のTipsからなっており、とにかく幅が広い。しかし作者が文中でも話している通り、全てを実践しろという本ではないです。自分にとって響いたものを実践してみればいいようです。逆に言えばそれだけテーマの幅が広いので、誰にとっても新しい発見があるのではないかなと思いました。

例えば自分にとって気になったところを挙げてみると、

  • 第19章 コードモンキーのためのマーケティング基礎講座
  • 第21章 大成功するブログの作り方
  • 第27章 学び方を学ぶ:独学の方法
  • 第38章 ポモドーロテクニック
  • 第42章 燃え尽き症候群の治し方
  • 第53章 引退計画を本当に理解できているか
  • 第61章 ハッシュテーブル型腹筋のつけ方
  • 第64章 フィットネスのためのオタク向けテクニカル製品
  • 第70章 失敗に正面からぶつかれ

気になったテーマの一部に過ぎないですが、本当に多角的にエンジニア人生を捉えられています。

啓発的要素だけではなく、即実践可能な(基本的には本書全体を通して即行動を促している)要素も多く含まれていて、私も3日坊主にならないようにいくつかのTipsを実践に移してみています。

まとめ

一周読んで終わるだけの本ではなく何度も読み返す本になりそうです。私自身は来年からソフトウェアエンジニアではなく、ハードウェアの技術者として働くことになりますが、ソフトウェア開発者の方々が有しているようなマインドセットを持って、社会の波の中を生きていきたいです。

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